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【重要】空き巣や強盗の手口・侵入方法・経路を知って家を守ろう!

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安全だと言われている日本でも実は日々たくさんの侵入犯罪が発生しています。

この記事では警視庁の侵入犯罪に関するデータに、セコムとアルソックの担当者から聞いた話を加味して、空き巣や強盗などの手口・侵入方法・経路などについてまとめてみました。正しい知識を身につけ防犯力の高い家を目指しましょう!

※ここで扱っている数字は警察庁「住まいる110番」に掲載されている令和元年に発生した侵入犯罪に関するデータの中から一般住宅のみを抜き出して使用しています。

 
 
 

どこで発生しているのか?(侵入犯罪の発生場所)

 

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上のグラフは令和元年に発生した侵入犯罪の発生場所別認知件数を一般住宅に絞って示したものです。一戸建て住宅の認知件数は実に72.7%を占めており、やはり一軒家は空き巣に狙われやすいといえます。

 
しかし同時に共同住宅での被害も約3割にのぼるので、マンションやアパートでも決して安全とは言い切れないことがわかります。




どういう手口があるのか?(侵入犯罪の種類)

 
侵入犯罪とは住宅などの建物に侵入して行われる犯罪で、凶器などを使って住人を脅して金品を強奪する侵入強盗と、住人に気づかれないように金品を盗み取る侵入窃盗の2つに分かれます。

侵入強盗のような凶悪犯罪にも警戒しなければなりませんが、犯罪件数が圧倒的に多いのは侵入窃盗です。侵入窃盗には空き巣忍込み居空きの3種類の手口があります。
 

空き巣(あきす)

住人がいない間に家の中に侵入して金品を盗み取る手口で、侵入犯罪の中で最も多い犯罪です。旅行などで長期留守にしている家はもちろん、住人がゴミ捨てやコンビニに出かけているたったの数分間での犯行も多く、油断できない犯罪です。
 

忍込み(しのびこみ)

忍込みは夜、住人が寝静まったのを見計らって家の中に侵入して金品を盗み取る手口です。寝ていて、ふと目が覚めたら目の前に人が立っていた・・・なんて想像しただけでも恐ろしいですね。こちらが寝ぼけている間に暴行(性的暴行含む)に及ぶこともある卑劣な犯行です。
 

居空き(いあき)

居空きというのはあまり聞きなれない言葉ですが住人が家に居る時に侵入して金品を盗み取る手口です。例えば、一階で家事や入浴をしている時を見計らって二階から侵入したりします。

「わざわざ人が居る時に?」と不思議に思うかもしれませんが、掃除機や洗濯機など生活音が鳴っている時や入浴中であれば、二階でガラスを割られて侵入されても気づかないものです。そして犯人もそのことをよく理解しています。特に昼間は夜間より住人が油断しているということもあり、逆に侵入しやすかったりするようです。



どの手口が多いのか?

 

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上のグラフは警察庁が公表している令和元年に発生した侵入犯罪の手口別認知件数を一般住宅に絞って示したものです。

侵入犯罪の手口は空き巣がダントツに多い(70.3%)のですが、住人が就寝中に侵入する忍込み(23.7%)や、住人の在宅時に気づかれないように侵入する居空き(6.0%)もそれに続いています。
 
裏を返せば、侵入犯罪の約3割は住人の在宅中に発生しているのです!衝撃ですね
 
在宅中に窓を開けて換気したり、就寝時にどこかの窓の鍵をかけ忘れることくらいはどの家庭でもよくやることだと思うのですが、その隙を突いて泥棒は侵入してきます。また、日中奥さんが掃除している間に開いていた窓からサッと侵入して、掃除が終わって窓を締め切るまで身を潜めてから犯行に及ぶケースも多いそうです。密室状態で犯人が出てきたら、、、考えただけでも背筋が凍りますね。
 
在宅中でも決して油断はできません。くれぐれも目が届かない窓や玄関を開けっぱなしにするのはやめましょう!



どのように侵入しているのか?(侵入方法)

 

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上のグラフは令和元年における一戸建て住宅への空き巣の侵入方法を示したものです。第1位は45.4%で無施錠のドアや窓からの侵入第2位は37.5%で窓ガラスを破っての侵入です。そしてこの二つの侵入方法で実に82.9%に達しています。

空き巣というと針金のようなものを使ってドアの鍵を開けるピッキングやサムターン回しといった手段を想像する人が多いと思いますがそんな高度なスキルを使って犯行に及ぶことはごく稀であり、大多数の犯人は窓ガラスを破って侵入したり施錠されていないドアや窓から侵入する等、誰にでも出来る簡単な方法で犯行に及んでいるのです。
 
逆に侵入手段がほぼその2つに絞られていると考えれば対策もしやすくなります。まず窓ガラスを破られないように対策することと、全てのドアと窓を確実に施錠すること、これが何よりの対策となるのです。


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アパートやマンションなどの共同住宅についても同様で、多少の比率の違いはありますが「無締り」と「ガラス破り」がその大半を占めています。

ただ、アパートやマンションでは「合鍵」による不法侵入が多いことが特徴です。これは賃貸住宅において入居者が変わったタイミングで鍵を付け替えられずに、前の居住者が合鍵を使って侵入するケースや、別れた恋人の家に合鍵を使って侵入するケースなどが多いそうです。

いずれのケースも大家さんに言って鍵を変えてもらうことで防げます。特に賃貸の借り換えの場合は「防犯上心配なので」と伝えれば大家さんの負担で変えてもらえるはずです。それすらしてくれないような住宅にはそもそも住むのを控えたほうが良いかもしれません。
 
それから、無施錠ではないのですがドアの鍵をポストや玄関先の植木の下などに隠すのは絶対にやめましょうまずそこをチェックして鍵を探すのは泥棒たちの間で既に常識になっているそうです 



どこから侵入しているのか?(侵入経路)

 

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上のグラフは令和元年における一戸建て住宅への侵入経路を表したグラフです。最も多いのは窓からの侵入で57.0%、その次が玄関で17.5%、この2つで74.5%になります。

え?それ以外にどこがあるの?と思うかもしれませんが、一軒家の場合は勝手口からの侵入も多いのです


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アパートやマンションなどの共同住宅でも窓と玄関の多さは変わりませんが、高層階になるほどベランダからの侵入が難しくなる分、玄関の比率が多くなっています。ただし高層階でも油断は禁物です。

注目して頂きたいのは4階以上の建物でも「窓」からの侵入が決して少なくないことです。これは私たち一般人と泥棒の間で高所に対する認識が全く違うことを示しています。

たいていの一般人は「2階の窓から泥棒が入るなんてことがあるはずがない」と思っていますし、そうでない人でもものすごく警戒している人はかなり少数派でしょう。ましてや3階だったら完全に安心しきっていることだと思います。

しかし、泥棒の認識は全然違います。足場さえあれば、2階や3階から躊躇なく侵入するのです。そして足場と言ってもハシゴや脚立が必要なわけではありません。電柱や樹木はもちろん、隣の家の屋根や塀や物置、最悪雨どいや配管などあらゆるものを伝って侵入することが可能なのです。もっと言えば4階以上の建物でさえも隣の家を伝ってベランダに侵入することは朝飯前です。

それなのに私たち一般人は油断しきってますから、窓の鍵をかけていなかったり、換気の為に窓を開けたまま外出したりします。泥棒もそのことをよくわかっているので、危険な橋を渡ってでも2階以上からの侵入を試みるのです


 

どのくらいの時間で侵入できるのか?(侵入時間)

 

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侵入犯罪の世界でもどんどん時短が進んでいます。最近の空き巣の犯行時間は平均で、侵入するのに5分、家の中を物色するのに10分の計15分以内だそうです。もし玄関の鍵もかかっていない家なら、10分もかからないということになります。

面白いデータがあります。上のグラフは令和元年の警察庁データによるものですが、空き巣犯が侵入するまでにどれくらいの時間がかかると諦めるか?を調査したものです。(どうやって調べたのか興味ありますが不明です。捕まえた空き巣犯にアンケート調査をしたのでしょうか?でもそうすると捕まっていない空き巣犯のデータは含まれないということになるので、バイアスのかかったデータということになりますが、、、)
 
このデータによると、51.4%の泥棒が5分以内に侵入出来ない場合に犯行を諦めるそうです。つまり侵入に5分以上かかるような防犯対策をしておけば、約7割の被害は防げるとも考えられるのです。
 
逆にいえば「すぐ隣のコンビニに行くだけ」とか「ゴミ出しするだけ」と鍵をかけずに出かけるのは危険極まりないのです。どんなに短時間の外出であっても、必ず鍵をかけることを忘れないようにしましょう。
 

 

侵入犯罪の意外なデータからみるプロファイリング

 

日本でも8分に1件発生している

 
平和な日本で侵入犯罪がどれくらい発生しているか知っていますか?

平成30年の一年間に発生した住宅への侵入犯罪の認知件数は約36,707件にでした(警察庁調べ)。つまり1日平均100件、約15分間に1件の割合で発生していることになるのです。

どうですか?思ったより多いと思いませんか?
 
しかもこの数字は認知件数です。住人が気付いていない事件や被害者が警察に届け出ていない事件を含めると、実際にはこれの数倍発生していると言われています。警察に届けない人がいるのか?と思うかもしれませんが、閉鎖的な日本では自分が被害者であることをご近所に知られたくないと考える人がかなり多いそうです。
 
 
 

意外に昼間の犯行が多い

 
侵入犯罪が最も多い時間帯は平日の午前10時〜午後4時です
 
侵入犯罪というと夜間の犯行を連想する人が多いかもしれませんが、実は平日の昼間が多いのです。仕事を持っている人が留守にしがちなこの時間帯、住宅街の人口は一時的に減ります。当然、泥棒も仕事をしやすいのです。
 
そして、この時間帯に多いのは空き巣だけかと思いきや、実は居空きも多いのです。平日の日中は奥さんと子供しか家にいない家庭が多く、犯人もそれを知っているので、この時間帯が狙われやすいのだそうです。
 
次に多いのが深夜1時〜早朝5時です。どの家もほぼ確実に寝ているであろう時間帯を狙ってくるのが忍込み犯です。
 

 

盗まれる物は高価なものとは限らない

 
「うちには泥棒に盗まれるような高価な物は無いから大丈夫!」とタカをくくっている人もいますが、泥棒は本当に高価なものばかりを狙っているのでしょうか?
 
答えはNoです。もちろん泥棒は現金や貴金属を狙ってはいますが、それ以外にもパスポートやパソコンや家電やバッグや財布、食料品に至るまで何でも盗んでいくのです。例え現金や貴金属が無くても、家電や食料品が無い家はあまりありませんから、どんな家でも泥棒に狙われる可能性はあるのです。
 
パスポートやパソコンなどは持って行かれてしまうと損害額以上にものすごく面倒くさいことになります。くれぐれも防犯に気をつけましょう。
 
 

以上、【重要】空き巣や強盗の手口・侵入方法・経路を知って家を守ろう!でした
 


 

我が家はセコムしました!


もし完璧な防犯を目指すなら、やはりホームセキュリティが一番です。

我が家はセコムを導入しましたが、お陰で物凄く安心して過ごせています!一戸建て住宅に住むなら、ぜひ一度はホームセキュリティの導入を検討することをオススメします。

我が家がセコムを導入した記事はこちら

www.yabaiyo-yabaiyo.com


セコムなどのホームセキュリティについて「結構高い」というイメージを持っている人が多いかもしれませんが、設置するセンサーの数やオプションの有無によって金額が全然違います。ちなみに我が家ではとてもリーズナブルな価格で導入できました。

しかしこればかりは実際に家を見てもらわないと正確な金額が出ないのです。

金額を安く抑える為に重要なことは自分がどういう防犯対策を実現したいと思っているのか?を明確にすることです。それさえが出来ていれば無駄を省いて、コスパの高いホームセキュリティを導入できます。

興味のある人はまずホームセキュリティについての基礎知識を身につけるのが良いと思います

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また、お住まいの場所によっては警備員の待機所が近くにあるとは限りません。その為、セコムと同時にアルソックにも相見積もりを取ることをオススメします。アルソックの資料請求はこちらから ↓

 


おしまい



 

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