新築住宅にエアコンを購入・設置する前に知っておきたいことまとめ

f:id:haraberashi:20171111232538j:plain

 

新築の建売住宅や分譲マンションでは基本的にエアコンが付いていません。その為、実際に住む前にエアコンを購入・設置する必要があります。
 
エアコンが他の家電と大きく違うのは、専門業者による取付工事が必要なことです。
 
空気清浄機とかホットカーペットなどは買ってきて箱から出してコンセントに繋げたらそのまま使えますが、エアコンはそうはいきません。
 
屋内に設置するエアコン本体屋外に設置する室外機を繋ぐ必要がある為、家の壁に穴を空けるなどちょっと大掛かりな工事が必要となるからです
 
今回は僕が経験したことから、新築住宅にエアコンを設置する前に知っておいた方がいいことをまとめてみました。
 
 
 

エアコンの選び方

 

適正な出力を選ぶ


エアコンのカタログを眺めていると、冷房(木造和室目安):6畳 冷房(鉄筋洋室目安):9畳というような表記がされています。これは何かというと、木造住宅と鉄筋コンクリートのマンションの冷房の効き方の差を表しているのです。

一般的に木造和室目安よりも鉄筋洋室目安の方が大きな畳数を示しています。なぜなら密閉性の高いマンションでは冷たい空気が逃げることもなく冷房効率が非常に良いのですが、それと比べると木造住宅は密閉性が低く冷たい空気が逃げるので冷房効率が悪くなるのです。ちなみに暖房も同様です

 
この為、同じ出力のエアコンであっても鉄筋コンクリートのマンションと木造住宅では冷え方(暖まり方)にかなりの差が出ます。表示がどちらの場合の目安なのかを確認して購入しましょう。

 

自動お掃除機能は要らない

 
最近の上位機種には自動お掃除機能が付いているエアコンがあります。
 
エアコンはすぐにカビが生えるので自動で掃除してくれるならいいな、と思っていたのですが、このお掃除機能というのはフィルターについた埃を自動で掃除してくれるだけで、エアコン内部の掃除をしてくれるわけではありません
 
フィルターの掃除はやったことのある人ならわかりますが、非常に簡単です。フィルターを外して洗面所で水洗いして、干して終わりです。この手間をかけるのも面倒だという人なら自動お掃除機能があっても良いかもしれませんが、そうでなければ無くても良い機能だと思います。
 
自動お掃除機能の盲点
自動お掃除機能はフィルターに付いていた埃をエアコン内部にあるボックスに集めます。つまり埃を押し込むように掃除します。
 
普通の埃ならそれでも問題はないのですが、キッチン近くのエアコンでは空気中に分散している油分が埃に絡みついてヘドロ汚れのようになります(一般的な建売一戸建て住宅の場合、キッチンとリビング・ダイニングが一つの空間に配置されていることが多いのですが、この場合のエアコンも同様になります)。
 
それを機械的にエアコン内部に押し込むとどうなるか?想像つきますよね。ヘドロ汚れが凝固してガンコな汚れになってしまうのです!
 
こうなるとその汚れを取るのは素人では困難となります。
 
もちろんエアコン清掃の専門業者に依頼すればキレイに除去してくれますが、自動お掃除機能付きエアコンの場合は割増料金を取られる場合も多いのです。高いお金を出して自動お掃除機能付きエアコンを買った場合、メンテナンスにもお金がかかることを覚悟しておきましょう。
 
 

うるさらにも注意!?

ダイキン工業うるるとさららで有名な最上位機種うるさらシリーズ。暖房時に外の空気から集めた水分を室内に分散させて、適度な湿度コントロールをしてくれます。
 
とても快適なのですが、外部の水分を運ぶホースが必要となる為、通常のエアコンに比べて室外機とのパイプが太くなります。その為、特殊な部材が必要になり、手間も余計にかかるので、うるさらだけは特別料金を取る設置業者も多いので注意が必要です。

ちなみにうちのエアコンを取り付けてくれた設置業者さんがうるさらを使っているらしいのですが「加湿機能としては加湿器には遠く及ばないので、加湿にこだわりたいなら加湿器の方がいいですよ」と言ってました。
 
 
 

エアコンをどこで買うか?


エアコンの場合、取付工事が必要となるのでどこで購入するのか?が重要なポイントになります。それぞのメリット・デメリットについて挙げてみますので、参考にしてみてください。
 

方法1. 家電量販店などで購入し、取付工事もやってもらう

 
メリット
  • 手間がかからない
    家電量販店などでエアコンを購入する最大のメリットはエアコン選びから工事の段取りまで全てやってくれることです。ローン契約やら、内覧会やら、引越しやらと、とにかく忙しい新築住宅購入時に手間がかからないのは最大のメリットといえます。

  • 責任の所在が明確
    エアコン本体と取付工事を同じ所に依頼することで、万が一何か不具合が生じた場合にも購入した家電量販店が全て責任をもって対処してくれるので安心です。
 
デメリット
  • エアコン代金がネットで買うより高い
    家電量販店はネットに比べるとどうしても高くなります。特売などやっている場合にはネットよりも安く出すこともありますが、基本的にはネットには敵いません
    たまに家電量販店の店員にネットの価格を見せて、もっと安くしてくれと値切っているおじさんがいますが、店舗を持たず固定費のかからないネット店舗の価格が安いのは当たり前で、そんなものを見せても全く相手にされることはありません。

  • どんな取付業者が来るかわからず技術に不安
    1番大きなデメリットはこの部分です。エアコンの取付工事はエアコン本体と室外機を繋げる必要がある為、家の壁に穴を開ける作業が発生します。

    普通は穴を開ける前に、壁の間の柱や梁の位置を専用のセンサーや針などを使って正確に把握してから作業に入るのですが、中には適当な工事をする業者もいて、実際に柱や梁に思い切り穴を開けてしまったり、傷つけてしまうといった事故も発生しています。柱や梁に損傷を与えてしまうと、家全体の強度が大きく損なわれることがあり大変危険です。

    家電量販店の看板を背負ってくる業者がそんな適当な仕事をすることは考えにくいのですが、業者を選ぶことは出来ませんし、同じ取付業者でも経験の浅い職人さんが来ないとも言い切れません。どんな業者が来るのかは当日のお楽しみとなってしまうことが心配ではあります。
 
 

方法2. エアコンをネットで購入し、専門業者に取付工事を依頼する

 
メリット
  • エアコン代金がとにかく安い
    エアコンを安く購入するならネットが一番です。家電量販店で特売をやっている時に稀にそちらの方が安いこともありますが、一年を通じて安いのはやはりネット販売です。
    お目当てのエアコンを決めたら、価格.comなどでとにかく安く買いましょう!

  • 自分で探した取付業者なので安心
    エアコンの取付工事は家の壁に穴を開けるなど、電気工事の中でも特殊な作業が発生する為、出来ることなら専門業者に依頼するのが一番です。

    僕はエアコン工事屋.comの柴山さんに依頼しました。東京・神奈川・埼玉で一戸建て住宅専門のエアコン取付工事業者さんです。設置はスピーディでパイプなどの仕上がりも美しく、金額も手頃で最高でした。スタッフは社長の柴山さんしかいないようですが、一人しかいないということは、経験値の少ない若手がやることもなく、必ず柴山さん自身が工事をしてくれるので逆に安心です(僕が依頼した時点での話ですので個別にご確認ください。

    その時の取付工事の様子は後日別記事を書きます。
 
デメリット
  • エアコン探しと工事の段取りに若干手間がかかる
    エアコンの取付工事専門業者で人気のあるところは工事の予約でいっぱいです。特に2月・3月の新築住宅の繁忙期は予約が殺到し、なかなか取れないことがあるそうです。そんな中で信頼のおける業者を探し、工事を依頼するのは少しだけ手間がかかります。

  • エアコンの保管と搬入のタイミングに注意!
    ネットでエアコンを購入する場合は一点だけ注意があります。それはエアコンの保管と搬入のタイミングです。
     
    新築住宅でも引き渡しを受けた後であれば、購入先から直接新居に送ってもらえば良いのですが、まだ引き渡しを受けていない場合にはエアコンの保管場所が必要になります。
     
    今住んでいる住宅に保管できればいいのですが、新品のエアコンはダンボールを含めてそこそこの大きさになりますので引越し準備中だったりするとスペース的に厳しいかもしれません。
     
    また、工事日までの新居に運び込む必要がありますが、一般的な室外機の重量は50kg以上あるので力のある男性でも少し骨が折れるでしょう
     
    ちなみに我が家が設置を依頼した柴山さんに、運べなくて困っていることを相談したら工事日の前々日に来てくれて、預かってくれました。本当に良い人です。(柴山さんの事務所と僕の家がたまたま近めだったことと、柴山さんのスケジュールもたまたま空いていたので預かりに来てくれましたが、常にできるわけではありませんので無理強いはしないようにお願いします)

  • 責任の所在が不明確
    僕の家では何の問題もなくエアコンを使用することが出来るようになりましたがますが、もし不具合があった場合に責任の所在が曖昧になる可能性があります

    例えばエアコンの一部が破損していた時に初めから壊れていたのか、取付工事時に壊れたのかわからないからです。この為、エアコンの取付工事を依頼する時にはかならず立会いをして、大きな事故が無いか確認する必要があります。
 
 
 

エアコン取付工事業者の選び方

 

保証期間が長めに設定されている

 
エアコン自体にはメーカー保証で1年、長期保証で5年・10年といった保証があるのですから、エアコン取付工事に関する保証もなるべく長めに設定されている業者さんを選びましょう。工事に関しての保証が無い業者は論外です。

エアコンの取付工事でよくあるトラブルは雨水などの漏水と開けた穴から風が通ってエアコンの効きが悪くなる現象です。
またごく稀ですが、エアコン自体が落ちてくるというトラブルもあるそうです。

取付工事に関しての保証期間を設定している業者はそれだけしっかりした作業を行い、工事に自信があるのだと考えられます。逆にそうでない業者は、、、心配ですね。

ちなみに我が家がお願いした柴山さんのところは10年保証です。
 

事前に現地調査して見積もりしてくれる

 
後になって工事費で揉めないように、必ず事前に見積もりしてもらいたいものです。

特にエアコン工事の場合は、取付けるエアコンの機種や室外機を置く場所、家の構造などによって価格がけっこう変わることがあります。正確な見積もりをしてもらう為には取付ける家を実際に見て現地調査してもらうことがベストです。

ちゃんとしたエアコン取付工事業者なら、嫌な顔せずに無料で現地調査してくれるはずです。それを嫌がるような業者は敬遠した方が無難かもしれません
 
 
 

取付工事はいつ行うべきか?

 

エアコンの取付工事は家の壁に穴を開けるので、石膏ボードの粉など塵や埃が舞います。この為、工事は新居に引っ越す前に終わらせておくことがベストです。

取付けるエアコンは工事日前に新居に運び込まなければなりません。通常、引き渡し前の物件に荷物を運びこむことは出来ませんので、引き渡し後にエアコンを搬入することになります

つまり、
新居の引き渡し → エアコンの搬入 → エアコン取付工事 → 引越し
という流れになるのですが、基本的にこれらはそれぞれ別の日にするのが安全です※。
※例えば、取付工事は朝から作業開始になることが多いので、エアコンの搬入が工事日と同じになることは避けたいからです。

すると、引き渡しからエアコンの取付を経て引越しするまで少なくとも4日ほどかかるので余裕を持ったスケジュールを確保しておく必要があるのです。

なお、人気のある工事業者さんだと2〜3週間くらい先まで予約がいっぱいだったりします。そういう業者さんは事前に現場調査してもらうスケジュールもなかなか取れなかったりします。そういうことを考えると遅くとも工事希望日の1ヶ月半前には取付工事業者さんへ問い合わせをした方が良いと思います。

それが無理でも、なるべく早めに声掛けするようにしましょう。
 
 

まとめ

 
なるべく安く安全にエアコンの取り付けを行いたいなら、エアコン自体はネットで安く購入して、取付工事は専門業者に依頼するのがベストです。
ただ、スケジュール管理はしっかりしないと大変なことになるので、なるべく早め早めに準備をすることをオススメします!

以上、新築住宅にエアコンを購入・設置する前に知っておきたいことまとめでした。
 
 
 

こちらもどうぞ